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<取材先>東京リウマチクリニック(東京都大田区)

目次
01:より多くのリウマチ患者を受け入れるべく専門特化
02:昨年に新築移転を決行 より安心できる体制へ

より多くのリウマチ患者を受け入れるべく専門特化

東京都大田区にある、東京リウマチクリニック。2006年に「自由が丘整形外科」という院名で開業した当初は、天本藤緒院長の専門であるリウマチ治療と膝関節治療の2本柱を掲げる整形外科診療所でした。そして、17年にリウマチ専門診療所へと転換し、現在の院名に改称。その狙いを天本院長は次のように振り返ります。

「リウマチ患者さんが増えるにつれて、リハビリや注射が中心だった膝関節疾患と薬物治療が中心のリウマチでは、どうしても治療のスタイルが異なり、待ち時間の短縮などが難しい状況でした。より多くの患者さんを受け入れ、無駄なく必要な医療を提供したいという思いがあり、専門特化したほうが良いと考えたのです」

開業から約15年、天本院長のほか非常勤のリウマチ・膠原病の専門医3人が在籍し、現在通院するリウマチ患者は2500人以上と、10年以上通院している人も多いといいます。また、最初は別の診療所に通院していたものの症状が改善せずに悩み、WEB検索などでリウマチ専門診療所を探して訪ねてくる患者も少なくなく、首都圏全域から来院しているそうです。

昨年に新築移転を決行 より安心できる体制へ

同院では、常にリウマチ患者が安心・安全に治療を受けられる体制整備や工夫を続けています。たとえば、昨今の新型コロナウイルス感染症の流行下では、特にリウマチ患者は感染症のリスクが高いことから、電話再診やビデオ受診、長期処方なども率先して取り入れ、通院継続環境を整備しました。

東京リウマチクリニック - コピー.jpg
また、昨春は2度目になる新築移転を行い、ハード面の改良にも着手。たとえば、診療所入口には専用の手洗い場を設置し、全員が必ず石鹸で手を洗って院内に入るように徹底。患者が使う蛇口はすべて温水式で、これは冷水が患者の痛めている手指の関節に響かないようにという配慮になっています。

「新型コロナ前から計画していた移転ですが、結果的に現在、新型コロナ対策として有効に機能しています。また、人が密集する電車を避けて車で通院したい人のために駐車場も以前より拡張したのも好評です。これらと、患者さん自身の危機意識も上がっていることもあり、昨冬は例年に比べ肺炎などにかかった患者さんは少なかったです」と、天本院長は説明します。

最後に、リウマチ専門診療所の可能性と同院の展望について、天本院長はこのように語りました。

「私も含め、当初はリウマチ+αで開業する人は少なくないですが、リウマチ患者さんが増えるにつれて最終的にリウマチ専門へと一本化していく診療所は多いと思います。今後もリウマチ・膠原病の専門医で開業する人が増えていくなら、一般整形外科診療所との住み分けは進んでいくのではないでしょうか。そのなかで、当院も引き続き患者さんにとって理想的な診療所を目指し、専門性の担保はもちろん、たとえば、最新のデジタル技術やAIなど、患者さんがより楽に、便利に治療を受けてもらえる体制につながる仕組みの導入にも取り組んでいきたいです」


制作:日本医療企画

(取材年月:20202月)


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PROFILEプロフィール

PROFILE

東京リウマチクリニック

天本藤緒院長

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