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<著者>日本クレアス税理士法人 大阪本部会長 上田久之

LINEは今や国民の60%が使用するツール。10~20代ではメール以上に馴染みのあるコミュニケーションツールとなっています。こうしたSNSの活用はもちろんですが、内覧会や地域の有力者へのあいさつ回りなど、地域に根差した集患も怠らないようにしましょう。

目次
01:LINEの活用
02:内覧会の実施
03:その他の地道な集患活動


LINEの活用

いまやLINEは、国民のおよそ60%が利用する巨大なSNSツールとなっています(出典:総務省「平成30年版情報通信白書」)。


10代や20代ではLINEは、メールの利用者数を上回っております。飲食業やサービス業における集客活動において、LINE活用は一般的となっていますが、クリニックにおいても活用事例が増えております。

若い世代の患者数が多い場合、メールよりもLINEに慣れている人が多いのでLINEを活用し集患に繋げることが効果的です。LINEから友達登録をすれば「名前」、「診察券のID番号」を入力することで、予約・キャンセル、問合せが時間帯を問わずできるようになります。また、「休診日」、「診察時間の変更」、「新任のドクターの紹介」等、医院からの通知も簡単に一斉配信をすることができます。

また、インプラント、マウスピース矯正、ホワイトニングといった医院が注力している分野についてのプッシュ型通知も簡単に行うことができます。予約日直前の患者さんへの通知もキャンセル率低下に有効な手段となります。開業時のホームページの立ち上げは当然ですが、LINEの活用も検討してみてはいかがでしょうか。

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内覧会の実施

専門業者に依頼して開業時に内覧会を実施されるところが増えています。開業日前後の日曜日を含めて、2~3日、専門スタッフがのぼりや風船を持って診療所の近隣の街頭に立ち、通行している人を医院へ案内します。院内を見学していただき、スタッフや院長が施設や診療方針を説明して、その場で検診や治療の予約も取ります。集客の効果を上げるため、診療所の前で子供が喜ぶようなイベントを行います。

内覧会を実施した場合、そうでない場合よりも、概ね開業初月の診療報酬や来院数について、一定の効果が出ています。ただ、専門業者への支払いの費用が開業コストの数パーセントに及ぶこともあり、費用対効果の検討が必要です。

その他の地道な集患活動

開業地が商店街であれば、商店会長などにご挨拶に行ったり、美容室等に医院のパンフレットを置かせてもらいます。住宅地であれば、自治会長、民生委員、婦人会長等の有力者に挨拶をします。オフィス街であれば、企業の健康保健室の担当者にアプローチするといったことが考えられます。

在宅医療に注力される場合は、有料老人ホームに利用者を紹介する会社や、ケアマネジャー、訪問診療を手掛けている内科クリニックなどとの連携を模索します。開業地の特性に応じて地道な集患努力も必要となります。

監修:㈱日本医療企画

取材年月:20223



ランキング.jpg収入・費用.jpg2202208 サムネ - .jpg開業.jpg202208 サムネ - コピー.jpg

PROFILEプロフィール

PROFILE

日本クレアス税理士法人 大阪本部会長

上田 久之(うえだ・ひさゆき)

姫路西高校から神戸大学経営学部会計学科へ。在学中に公認会計士試験に合格。日本の四大監査法人の一角をしめる新日本監査法人を経て、1982年、大阪市中央区にて開業。MMPG全国会常務理事・元歯科部会長、日本歯科医療管理学会会員。

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