1.歯周病を知る、治す情報サイト「歯周病治療ナビ」について
歯周病は、日本人が歯を失う原因の第一位となっています。1)
科研製薬では、歯周病の症状や治療の大切さについて多くの方々に知っていただきたく、患者さんおよび一般向けの歯周病疾患啓発Webサイト「歯周病治療ナビ」を開設しています。
歯科医師の先生方がご自由にお使いいただけるリンクバナーも掲載しています。
貴院のウェブサイトからこのバナーで「歯周病治療ナビ」にリンクいただくことで、貴院が歯周病治療を行っていることを、患者さんにお伝えいただく一助となれば幸いです。
本記事では、歯周病治療ナビの内容を一部ご紹介いたします。
《コンテンツ》
・歯周病を知ろう(歯周病ってなに?歯周病が全身に影響?)
・歯周病を治そう(歯周病はどうやって治療するの?歯周組織を再生する治療法があるの?)
・歯周病セルフチェックシート
・[動画]知ろう治そう歯周病の新常識
・ 歯周病とは
歯周病は歯と歯ぐきの境目に付着したプラーク(歯垢)・歯石の中に存在する歯周病菌により、歯肉の発赤、腫れ、出血などが起きる病気です。
プラークの中の細菌により、歯周組織(歯を支える歯ぐきや骨など)が破壊される病気で、日本人が歯を失う原因の第一位となっています。
また、35歳以上で8割以上の人がかかっているとされる無視できない国民病です。
歯周病が進行すると歯と歯ぐきの間に深いすき間(歯周ポケット)ができ、そのままにしておくと歯を支える骨(歯槽骨)などの歯周組織が破壊されて、結果的に歯を失う原因になります。
<参考文献>2)より引用
近年の研究で、歯周病が様々な疾患や全身状態に悪影響を及ぼすおそれが指摘されています。3)
中でも糖尿病との関連性は強く、糖尿病が歯周病を悪化させたり、歯周病が糖尿病を悪化させたりと、悪影響を及ぼし合う場合があります。
・ 歯周病の治療について
①歯周基本治療
プラークコントロールが何よりの歯周病治療です。
毎日のブラッシングと定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアで、軽度の歯周病は治療でき、歯周病の予防にも繋がります。
<参考文献>2)より引用
<参考文献>2)より引用
②歯周外科治療
自分で行うブラッシングや歯科医院で行うプラークコントロールだけでは歯周病の改善がみられない場合、原因を確実に除去するために外科的な処置を行うことがあります。
・フラップ手術
外科的に歯周ポケットの深いところにあるプラークや歯石の徹底的な除去などの処置を行います。
J063歯周外科手術
4 歯肉剝離掻爬手術:630点/1歯 (2022年4月現在)*
・歯周組織再生療法
細胞を増やす成長因子を成分とする医薬品等を破壊された歯周組織に塗布するなどして、歯周組織の再生を促します。
歯周組織再生療法は、その名のとおり歯を支えている歯周組織を再生する治療法でこの治療を受けることで自身の歯を長く温存できる可能性があります。
現在は保険診療で提供できる歯周組織再生療法もあります。
「歯周病治療ナビ」の中から、「歯周病について」、「歯周病の治療について」の項目を一部ご紹介いたしました。
その他セルフチェックシート等もございますので、ぜひご利用ください。
*歯周病治療ナビに点数の記載はございません。
2.歯周治療のガイドライン2022
2022年3月に日本歯周病学会より発表された「歯周治療のガイドライン 2022」は、2015年以来の改訂となります。
今回の改訂では、社会情勢の変化に合わせ、日本における歯周病の実態、分類、全身性疾患への配慮、検査、診断、治療計画、口腔バイオフィルム感染症、インプラント周囲疾患の治療、さらに継続管理までを視野にいれて作成されました。
また、高齢者、有病者あるいは在宅医療、周術期患者、障害者への歯周治療を行うにあたり、医療従事者との連携を含め、考慮すべき事項に焦点が当てられています。
超高齢社会を迎えた日本では、今後の歯周病予防および歯周治療への取り組みがより一層重要になると考えられています。歯周治療が正しく行われることによって、口腔の健康を維持し、ひいては全身の健康向上に寄与することが望まれます。
<参考文献>
1) 8020推進財団調査2018年
2) 歯周病を知る、治す治療サイト「歯周病治療ナビ」(科研製薬株式会社作成)
3) 特定非営利活動法人 日本歯周病学会編、歯周病と全身の健康(2016)
4) 歯周治療のガイドライン2022(特定非営利活動法人 日本歯周病学会編)
制作:2022年12月
PROFILEプロフィール
科研製薬株式会社
科研製薬は、「一人でも多くの方に笑顔を取りもどしていただくために、優れた医薬品の提供を通じて、患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上につとめる。」を企業理念とした、皮膚科・整形外科・歯科領域の医薬品等を扱う製薬会社です。
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