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外部環境の変化・医師の高齢化などが影響し、戦略的にMAを活用し、事業拡大を図る企業が多くなってきています。そこで今回は、MAに必要な資金と資金調達方法について紹介します。

目次
1:診療所医師の高齢化
2:M&Aの広がり
3:M&Aをするメリット・デメリット
4:M&Aのための費用と調達方法
5:ファクタリングの活用
6:ファクタリングのメリット・デメリット
7:さいごに

1:診療所医師の高齢化

厚生労働省の統計によると、令和2年(2020年)1231日時点における日本の病院・診療所に勤めている医師は323,700名、平均年齢は50.5歳です。業態別の医師数をみると、病院では216,474名(全体の66%)、平均年齢は45.1歳と全体の平均年齢よりも低くなっています。

一方、診療所の医師数は107,226名(全体の33%)、平均年齢60.2歳と全体の平均年齢よりも高く、高齢化がしていることがわかります。20年前の平成20年(2000年)の診療所医師の平均年齢58.0歳と比較し2020年時点で2.2歳も高く、高齢化が進行していることがわかります。

さらに、40歳未満の医師の割合は、全体の5.0%(5,362人)と、診療所での若手医師の成り手がいません。

高齢化の原因と考えられるのは、診療所の医師は定年退職が通用しづらい業種で、体力の続く限り現役で働いている人が多いからだと思われます。このように診療所の存続問題は年々深刻になっています。

引用:令和2(2020)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況

2:M&Aの広がり

平均年齢が60歳を超える高齢となった医師の中には、地域社会のことを考え、閉院を避けて、事業承継相手を探すことが増えてきました。こういった場合でも、MA専門の仲介会社や金融機関、税理士法人などに仲介を依頼することで手軽にMAができる環境になっています。

例えば、福島県では、医業承継バンクマッチングナビという承継サービスが医師会主導で発足するなど、承継ニーズの高まりを補足したサービスも始まっています。

こういったM&Aニーズの高まりは、診療所を新たに開業するよりも事前のマーケット調査や集患、人材採用などを省き、事業拡大を比較的スムーズに行いたい医師や医療法人が増えているという背景があります。

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3:M&Aをするメリット・デメリット

MAをするメリットは、1.集患 2.予算 3.開業時間短縮があげられます。

1.患者さんをそのまま引き継ぐので余計な広告をする必要なく集患でき、さらに地域医療を継続して提供することで地域に貢献ができます。

2.医療機器や設備、診療所内の内装までそろっていることに加え、従業員もそのまま雇用できるため、人材採用・育成費を大幅に削減することができます。

3.開業にあたり、開業地を決めるためのマーケティング検討、用地取得や内装の打ち合わせ、人材確保などの開業前にかかる時間を大幅に短縮できます。


一方、デメリットは承継、買収において相応の資金が必要になることです。

MAにおいて、出資持分の取得をするために資金が必要となりますが、相応の金額を用意しなければなりません。取得資金の相場は数百万円~数千万円かかるとされていますが、この金額を簡単に捻出できることはほとんどないと思われます

この取得資金をどう準備するのかが、M&Aの大きなハードルになります。

4:M&Aのための費用と調達方法

M&Aをする際にかかる費用は、退職金・贈与税・所有不動産関連費用・遊休資産の整理・出資持分保有者及び保有割合の確認(出資持分あり医療法人の場合)、仲介手数料、行政手続き費用など多岐にわたります。

 

これらを合計すると数百万円~数千万円以上の金額となることがありますので、手元資金で対応できる場合のはなかなかありません。この資金を調達するために考えられるのは、金融機関からの融資ですが、融資を依頼しても審査が通らない、資金調達までに時間がかかる、希望調達額を調達ができないなどうまくいかない場合があります。

そういったときのために、別の調達手段として、ノンバンクから調達、ファクタリングの活用、親族・友人からの借り入れ、補助金等の活用など様々手段を頭に入れておきましょう。

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5:ファクタリングの活用

融資の審査が通らなかったときに、一番に考えたいのはファクタリングの活用です。

ファクタリングとは診療又はサービス提供後に発生する債権をファクタリング会社に売却することで、通常よりも短期間で現金化できる資金調達方法です。

 

聞きなじみのない調達方法かもしれませんが、実は近年、日本でも注目されており医療機関等でもファクタリングを活用することが増えています。

社会保険診療報酬支払基金が公表している、平成28年度に債権譲渡を行った医療機関等の数はひと月平均5,822の機関、金額にすると494億円でした。これに対し、令和4年度に債権譲渡を行った医療機関等の数はひと月平均8,021(平成28年度比+2,199)、金額にすると566億円(同+72億円)と大幅に増えてきています。

6:ファクタリングのメリット・デメリット

ファクタリングを活用する際は、数多くの医療機関・介護事業者様との取り組みを行ってきている当社芙蓉総合リースグループのアクリーティブ株式会社(以下、アクリーティブ)にお声がけください。

 

アクリーティブで提供しているファクタリングのメリット・デメリットを紹介いたします。

 

審査・手続きが銀行融資よりスピーディで簡便

一般的に銀行融資ですと必要書類を集め、審査を行うために2週間~1ヵ月程度かかることがあります。アクリーティブでは、数多くの取り組み実績があり、独自の審査ノウハウを保有しているため審査・手続きが銀行融資より簡便かつ、素早い資金調達を実現します。

 

債権買取範囲が広い(3か月分まで可能)

通常のファクタリングでは、月の保険請求額の「1か月分」相当、多くても「2か月分」相当の資金調達が可能であることが多いです。アクリーティブでは、お客様の多様な資金調達ニーズに対応するため、有床施設(20床以上)の事業者様については月の保険請求額「3ヵ月分」相当までの資金調達に対応しています。

 

相場より低い手数料

ファクタリングが1回の取引で手数料率115%かかるといわれておりますが、アクリーティブでは、芙蓉総合リースグループの調達力を背景に手数料率0.25%~という低い水準での取り組みが可能です。ただし、お客様の状況により手数料率を決定しておりますので、詳細は問い合わせください。

 

アクリーティブへのお問い合わせは、以下のフォームをご利用ください。
**診療所、病院、歯科ご相談を承っております。**

▶▶ ファクタリングについて問い合わせる ◀◀



7:さいごに

審査に通るのが難しい銀行融資以外にも、いくつかの資金調達の手段を確保しておくことは、経営を安定させるために大事なことです。様々な融資以外の道がありますが、診療報酬ファクタリングを検討する際はアクリーティブにご相談ください。

アクリーティブは創業から20年以上ファクタリングを取り扱い、独自の審査ノウハウを駆使し、早く安くファクタリングを提供しています。



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